”いろいろあったおんな”の生活の日記

かなり若く見られる高齢女のジャンルを問わない私見を綴ります

お勉強が苦手な中学生☆英語の学習★基本

A

 

昨日は英語の学習について、ザックリとお話ししましたが、

今日はもう少し踏み込んでみたいと思います。

 

 昨日の記事はこちら ↓

onnanojinsei.hatenablog.com

 

 

まず、英語が苦手な、、、というとかなり婉曲な表現ですが、

ズバリ、

 

英語の成績が悪い

 

お子さんというのは、大体の場合「英語」の基本が

全く分かっていません。

 

学校では、

 

Hello  は  こんにちは

 

How are you?   は ごきげんいかがですか?

 

というように、教えていきます。

でも、how、are、you の各単語については、この時点では全く教えません。それなのに、次に違う使い方で出て来た時には、前に学んだ単語としてわかっていて当たり前の対応になっているのが現状です。

 

「先生、うちの子は数学は出来るんですけど、英語がまったくダメで、

英語をよろしくお願いします。」

 

と、おっしゃるお母様のおっしゃる通り、その子は本当に

英語がダメでした(いや、ホント、かわいそうに)

 

How are you? 以外に、how という単語は使うことがないと

思っていたようで、

 

How long does it take?  (どの位時間がかかりますか?)

 

と、言う文で、

 

ご機嫌は長いですか?

 

と、和訳しました(苦笑)

ちなみに中3の夏休みです。

いやいや、まず日本語としてどーよ、それって。

ご機嫌が長いって・・・・笑うに笑えない・・・

 

どうも、中1の最初に学校で暗記させられた

 

How are you? ご機嫌いかが?

 

の印象が強烈だったようですね。

 

まぁ、こういう感じで、中1の英語は始まるわけです。

最初に、アルファベットを読み書きできるように、

次には、曜日、月、犬、猫などの名詞を覚えていきます。

そして、上記のような簡単な挨拶や自己紹介などの会話文ですね。

 

確かに、単語さえ覚えれば、意思の疎通って何とかなるところって

ありますよね。

 

例えば、その辺の道で海外の方に、

 

渋谷  駅  電車  

 

と言われたら、「あー、渋谷駅にいきたいんだなー」って

わかりますよね。

 

でも、学校の英語はそういうわけにはいきません(ザンネン!)

 

結局、学校で行われる中間テストや期末テストなどでは、

『単語』だけではなく、和訳・英訳のいずれにしても、『文』を求められます。

 

中学校で求められる 

 

文の形

 

は本当に基本的なものばかりですので、最低限のものを

理解してしまうとあとは結構楽にこなすことができます。

 

皆さん、覚えてませんか??

S とか V とか O とか C とか ( `ー´)ノ

 

日本語はとっても複雑で難しい言語です。

 

 私は学校へ行く

 

と、言う文は、

 

 学校へ行く、私は

 

と、言っても、

 

 行く、私は学校へ

 

と、言っても日本語の文として成り立っていますよね。

 

でも、英語は基本的に各単語の役割で文中の位置が決まっているんですよね。

 

日本語は、~が、~を、という助詞があるから、言葉の位置の入れ替えが

できるんですね。

 

でも、英語には、~が、~を、にあたる言葉はありません。

その代わりに、文のどこに単語があるか、で、

~が、~を、 を表現するんですね。

 

文の最初に、主語としておかれる単語は ~は、~が という意味を持つんですねー

 

基本的には、その主語の次に来るのは『どうする』『~です』という

動詞がきます。

 

まず、この段階で、文の基本の 主語 と 動詞 の文中の位置を

理解することが大切です。

 

基本として、英語は

 

最初に 主語(S)~は、~が、にあたるもの

次に 動詞(V) 状態、様子、動作を表すもの

 

がきます。

例えば、文の一番最初に、

『I』 があれば、それは、

「私は」、又は 「私が」、 という意味になります。

『He 』 があれば、それは、

「彼は」、又は 「彼が」、という意味になります。

 

次に、来るのは V です。

例えば、主語に I があれば、

walk (歩く)、come(来る)、run(走る)

などを I の後ろに持ってくることで、

私は歩く、

私は食べる、

私は走る、

という基本の文を作ることができます。

(この段階で自動詞、他動詞を考えるのはやめておきましょう。

話がややこしくなるだけです)

 

まずは、最低限これをしっかりと理解しましょう。

誰が(何が)どうする という形の文を作ることができます。

 

これがしっかりと分かったら、動詞について学びましょう。

動詞というのは、英語の中で唯一変化する単語(助動詞も変化しますが・・・、時制の変化だけですね)です。

学生としては、文の中で、一番注目しなくてはならない単語です。

時制を表したり、受動態、進行形、完了形など様々なものを表現します。

 

そして、大切なのが、

 

be動詞

 

です。

この動詞は動詞の中でも別格の大御所なんですよー

とっても重要な動詞です。

 

まぁ、動詞は全部大切ですけどね f(^^;)

昨日の記事で紹介している参考書は、中学生には

非常にわかりやすく、また覚えやすく書かれていておススメです。

ポイントが絞ってあるので理解しやすくなっていますね。

(繰り返しますが私はZ会とは何の関係もありません。

ただ単にこの参考書が使いやすいので気に入っているだけです)

 

このZ会発行の

『中学英文法 Fine』

は、今まで私がザックリと述べたようなことが、順序立てて

分かりやすく書かれています。

ちなみに、この参考書は中学生用です。

でも、英語ができない高校生にもおススメです。

 

と、まぁ、こういう基本をしっかりと理解すると、

『英語』が見えてきます(^-^)

 

英語は日本語のような複雑な言語ではありません。

特に中学で学ぶ範囲のものは、本当に基本になるもので、

中学3年間で学ぶものだけでほとんどの表現ができます。

あとは、語彙を増やせばOKです。

単語を覚えるときは、単語単体ではなく、必ず文にして覚えましょう。

 

例えば、

 

false

 

という単語を覚えるときに、

 

That idea seems false. (その考えは間違っているようだ)

 

と、いうように覚えると、false の意味や使い方、

そして表現の形も1つ覚えることができます。

他の単語も一緒に覚えられますしね♪

 

そして、覚える時には必ず音読しましょう。

これ、大切です。

特に発音は、とっても大切です。なぜなら正しく単語を早く覚える為に

必要だからです。

できるだけネイティブのCDのついているものを用意して、

よく聞きましょう。

そして同じように発音してください。(正しく発音できるように

努力しましょう。恥ずかしがってはいけません。耳で聞いた通りに

発音できるよう頑張りましょう)

 

ネイティブの発音を聞きながら、音読をする。

これが一番お勧めの勉強方法です。

 

例えば、毎日30分、聞きながら音読をしてみてください。

かなり英語力がついてきます。

ちゃんと集中してやってくださいね。

30分なんてすぐに経っちゃいますよ(^-^)

慣れたら、時間をのばしていきましょう。

最終的には、日本語の文を見て、英文をスラスラと書ける水準になるまで

繰り返します。

 

これができるようになると、おそらく

 

一番得意な科目は英語

と、言えるようになるでしょう。

 

何でもそうですが、努力しないで楽に良い結果を

得ることはできないものです。

 

まして、他の生徒がずっと先に進んでいるのに、後れをとっているなら

なおさら、努力が必要です。

まぁ、努力ができない子だから、後れをとっているんでしょうけどね f(^^;)

 

あ、そうそう、私がオススメした参考書ですが、

これを買って、お子さんに 「ホイ、勉強しろよ」 と

渡したところで、宝の持ち腐れになるのがオチですよ。

やめておきましょう。

 

英語に限らずですが、勉強が苦手なお子さんは、多くの場合、

日本語が不自由です。

えっ??日本人じゃないのかって??

いやいや、立派な(?)日本人ですよ。

でも、学齢にふさわしい日本語の知識を持たないお子さんが

ひじょーーーーーに多いんです。

本を読まないお子さんがとても多いのも事実です。

 

ですから、猿にもわかるように簡単に書いてあるわかりやすい

文章でも、意味をくみ取れないお子さんがたくさんいるのです。

 

そういうお子さん達に、この参考書を買って渡すだけでは、

豚に真珠、猫に小判、猿に参考書、という状態必至です。

 

ちゃんと、1行ずつ一緒に読んで、この1行に書いてあることは

分かるかな?と確認していかないと、イタリア人に日本語の本を

渡したときと同じ位、理解できないんですよ。

 

実際、中学生で、

数学の問題の意味が分からない、、、

というお子さんは数多くいます。

もはや、数学が分からないのではなく、それ以前に、文章問題の意味が

分からない、という状態ですね。

 

いつから日本人はこんなに日本語が苦手になったのか

不思議です。。。(- -;)

 

以前教えていた生徒達ですが、中3の女子2名で

冬期講習を行っていた時です。

確か、数学の相似の説明をしていたときだったと思います。

 

私 : では、その紙の点線を書いてあるところを谷折りして下さい

生徒A : えっ??

生徒B : 先生、日本語で言ってください。

私 : ん?? 日本語しか話してないけど?

生徒A : タニアリ って何ですか?

私 : いえいえ、谷折りですよ。

生徒B : 何ですか?それ・・・

そこで、谷折りをやって見せて、

私 : 「谷 ってあるでしょ?」

生徒A : タニ って何ですか?

生徒B : やだぁ、Aちゃん、タニ知らないの?

私 : では、Bさん、Aさんに谷を説明してあげてください。

生徒B : 谷ってー、川があって、キャンプをするところだよ

私 : (ん? 微妙に違うような・・・嫌な予感・・・)

私 : じゃあ、ここに谷の簡単な絵を描いて説明してあげてください。

生徒B : はーい

 

と、言って描いた絵はフツーの川岸でテントを張っている絵でした。

どこにも谷らしきものを表す絵はない・・・・

 

私 : Bさん、それはもしかして、河原でテントを張っている

    ところですか?

生徒B : はい、これが谷です。

私 : どこ?

生徒A : それ、多摩川とか江戸川とかと同じだよね?

生徒B : そんな感じだけど、もっと遠くだよ

 

この会話の不毛さ、わかりますか?

中3で高校受験を控えた生徒2人が『谷』を分からない状態・・・

 

結局私が簡単な図を描いて説明して、だから谷折りって

いうんですよ、ついでに

「獅子は我が子を千尋の谷へ落とす」

という言葉と意味も一緒に教えたのですが、

「へぇー、お母さんに教えてあげよう」

と、言う言葉に何とも答えることができませんでした(- -;)

 

これが、平均的な中学生とはいいませんが、残念ながら結構多いのも

否めないところです。

 

脱線してしまいましたが、英語の基本は

・まず文の形を理解しましょう

・毎日ネイティブのCDを聞いて音読をする

この2つが大切ですよ

 

ローマは一日にして成らず

Roma was not built in a day.

 

です。